トマトの葉が黄色いのは病気?|原因と対策を徹底解説!

家庭菜園
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家庭菜園で人気のトマトやミニトマト。
「最近、葉が黄色くなるな~」と悩んだことはありませんか?

葉の黄化にはさまざまな原因があります。本記事を読めば、トマトやミニトマトの葉が黄色くなる主な原因と、その対策・予防方法が分かります!

 先に対応策をまとめると、以下の通りです。

・下葉の黄色くなった葉は取り除く。

・水のやりすぎ・乾燥しすぎに注意する。

・病気を予防する。

詳しくは、以下で解説します。

1.トマトの葉が黄色くなる原因と対策

肥料不足

野菜全般に言えますが、肥料は不足しても、過剰でも障害が出ます。
下の葉が黄色くなる場合は、苦土欠乏のことが多いです。
ただし、収穫した段より下の葉は寿命による黄化も多く、あまり心配は不要です。

対策下葉が黄色くなっている場合は、その葉を取り除く。

葉の老化

実の肥大や成熟に栄養が優先されるため、古い葉から黄色くなります。大きな問題はありませんが、放置すると病気の原因になることもあります。

一般的に、収穫した果実よりも下の葉は除去しても構いません。
それらの葉は、光合成や果実の肥大に必要な糖の合成など、生育に欠かせない役割が終わっています。

逆に除去しないと、風通しが悪くなったり、病害虫発生の原因にもなりかねません。速やかに葉を整理しましょう!

あさき
あさき

農家さんのトマトを見ると、どんどん下葉を除去して茎がすっきりと伸び、不思議な姿に見えます。蛇みたい。笑

対策役目を終えた葉は早めに取り除く。

根傷み・水不足

排水性の悪い土壌で水をやりすぎると根が傷み、株全体が弱って黄化します。
逆に水不足でも弱ってしまいます。

葉の老化と違って、株全体の元気がないのが特徴です。

雨の翌日などで土が湿っていれば、その日は水やりしなくてもOKです。

対策状態を確認しながら水やり。朝の水やりが効果的。

生理障害か老化?と思われる葉

病気

病気が原因の場合はやっかいです。トマトやミニトマトでは、以下の病気がよく見られます。

  • 灰色カビ病:葉に大型の丸い病斑。果実には、白い斑点が出る(ゴーストスポット)。
  • 葉かび病・すすかび病:葉の裏に黒いすす状のカビ。表面は黄色くぼんやり見える。見た目だけで、これらは判別困難。

これらの病気は、葉を除去や葉の管理、農薬散布をすることである程度食い止めることはできます。

しかし、病気によっては広がりが速く、圃場全体に蔓延してしまった…なんてこともあります。疫病や黄化葉巻病などです。

病気にかからないよう、普段から定期的にトマトを観察し、少しでも異常があれば早めに対処しましょう。

対策:発病した葉は除去し、必要に応じて農薬散布する。発病前の予防が重要。

灰色カビ病
灰色カビ病の葉

トマトの病気を予防する方法

適切な植栽密度と葉の管理

トマトは密植しすぎると、風通しが悪くなり、病気につながることがあります。

いらない葉を残しておくのも病気の原因になりかねません。


植える際は、密植しすぎないことを心がけましょう。

水やりと肥料管理による予防

上記に書いたとおり、水のやりすぎは根傷みを引き起こします。弱った植物体は、病気にもかかりやすいです。

窒素肥料が多い場合、病気を助長しやすくなります。決められた範囲内で、適切な肥培管理をしましょう。

定植前に土壌診断をしてみるのもおすすめです。

農薬による予防

病気を出さないようにするためには、発病前からの予防が効果的です。


病気が出てしまうと、広がらないようにするのは可能でも、病気の部分を治療するのは不可能です。

定期的な殺菌剤の散布に加え、雨の前後などは特に注意しましょう。

まとめ:原因を見極めて、できる対策をやってみよう!

トマトの葉が黄色くなる原因にも、さまざまなものがあります。

最後に、ここまでの内容をまとめます。

・葉が黄色くなる原因:肥料不足、葉の老化、根傷みまたは水不足、病気

・対策:不要な葉は除去する、土の状態を見ながら水やりする、病気を予防する

これらの対策を実践すると、美味しいトマトがたくさん収穫できるようになります。

トマトをしっかり観察して、原因を見極めた上で、できる対策をしてみてくださいね!

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