おでんに入れたり、煮物にすると美味しいダイコン(大根)。
秋から冬にかけて育てる野菜として、家庭菜園でも人気です。
でも、スーパーで売られているものと違って、なかなか大きくならなかったり…小さいうちに枯れてしまうことがありますよね?
私も家庭菜園で毎年大根を栽培しています。この記事では、その実体験を交えて解説します。
※秋まきの作型を前提に解説しています。
ダイコンが大きくならない理由と対策
土がかたい

きれいでよく太ったダイコンを作るには、深いところまで土づくりをすることが不可欠です。
土がかたいと深く根が入らないので、しっかり耕す必要があります。少なくとも深さ30cm程度は耕しましょう。
ただ耕しただけでは雨などで固まるので、堆肥などの土壌改良資材を投入するのも有効です。
投入する堆肥量は1㎡あたり2kg程度が目安です。
我が家の家庭菜園では、堆肥以外に「もみ殻」を入れて耕すようにしています。
もみ殻は稲刈りの後の9~10月に、道の駅やホームセンターで安く手に入ります。
ただし、もみ殻も入れすぎると「窒素飢餓」といって、窒素肥料不足になるので注意が必要です。
(もみ殻を土壌微生物が分解するのに、優先的に窒素を消費するためです)

曲がったり、二股に分かれた面白い形のダイコンを見かけます。
これは、根が伸びる途中に石などが原因で変形したものです。自然なことで、品質には問題ありません。
不思議な形のダイコン。ちょっとしたネタになって、楽しいですよね♪
生育中の土寄せが十分ではない
発芽して間もないうちに、ダイコンが徒長してひょろひょろになることがあります。
また、雨で土が固まってうまく成長できないこともあります。
このようなときは、土寄せをしてあげましょう。
土寄せとは、株元部分が安定するように土を盛ることです。
私が初めてダイコンを栽培したとき、失敗の原因は土寄せ不足でした。
株元が安定していないと、十分にダイコンは太りません。安定するように、しっかりと土をかけてあげましょう。
害虫による被害
ここで問題なのはダイコンが小さいうちに茎を食べるタイプの害虫です。
小さいうちに害虫にかじられると、そのまま枯れてしまったり、生育に大きな影響があるので注意しましょう。
そんな茎を食べる害虫は、「ネキリムシ」です。
ネキリムシとは、カブラヤガやタマナヤガなどの幼虫の総称です。小さな苗のうちに、茎を切断してしまいます。
これらの害虫は夜行性であるため、昼間は土の中にもぐっており、見つけて駆除するのが難しいです。
家庭菜園でも簡単に使える農薬があるので、以下のような商品を使うのが効果的です。
Amazon.co.jp: 住友化学園芸 殺虫剤 ネキリベイト 600g 花 野菜 ネキリムシ : DIY・工具・ガーデン
※農薬は商品に記載されている使用方法を守り、正しく使うようにしましょう。
水不足
秋から冬に収穫するダイコンは、夏に栽培するトマトやナスと違ってほぼ毎日水をやる必要はありませんが、発芽時や乾燥が続く時には水をやります。
我が家のダイコンも、ほとんど水をやらず放置しています。
晴天が約1週間も続く場合は、手で土を触って湿り具合を確認し、乾いていたら水をやるようにしています。
肥料不足
追肥は、間引きのタイミングで行います。
ダイコンは本葉6~7枚の頃から急激に成長し、肥料が必要となるため、この頃を目安に行うと良いでしょう。
ただし、葉の色が濃く、葉が生い茂っているようであれば肥料が十分にある証拠なので、追肥する必要はありません。
一般的に、高冷地では追肥を行わないことが多いです。
日照不足

開けた畑で栽培するなら問題ないですが、周りに建物などの障害物があると、植えている場所によって日当たりの良さが異なります。
畑に直接まく場合は、できるだけ日当たりが良い場所を選びましょう。
写真は我が家のダイコンです。右側は建物のそばであるため、日当たりが悪い場所で育っています。株が小さく、葉色も薄いのが分かります。
収穫が遅れてしまうと…
なかなか大きくならないからといって、収穫時期が遅れてしまうと、「スいり」になって根がスカスカになったり、「とうだち」といって花が咲いたりします。
品種にもよりますが、秋まきダイコンは種まきから60~90日後が収穫時期です。
品質が悪くなる前に、適切な時期に収穫するようにしましょう。
収穫の目安は、外側の葉が垂れ、中心部の葉が開いてきたときです。
まとめ:大きなダイコンを作って、美味しいおでんを食べよう!
ここまで、家庭菜園向けにダイコンが大きくならない理由と対策について解説してきました。
ダイコンが大きくならない理由は、このうちのどれか1つに限らず、複合的に組み合わさっていることが多いです。
ポイントを押さえて、よく太った大きなダイコン作りを楽しみましょう!
ダイコンについている葉も栄養たっぷりなので、捨てずに食べると良いですよ♪
<参考文献>
ダイコンの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(野菜)|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信 (参照:2025年11月30日)


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