トマトはいつまで収穫できる?できるだけ長く収穫したい! トマトの収穫終了時期と長く取るためのコツについて、解説します!

家庭菜園
この記事は約4分で読めます。

少しずつ涼しくなってくる季節。トマトはいつまで収穫できるんだろう?いつ片づけようかな?と悩んでいる人もいると思います。

この記事を読めば、トマトの収穫を終了するタイミングや、長く栽培するコツがわかります!

トマトの収穫を終了するタイミングは?

気温が低下してきた時期

トマトの生育適温は15℃~25℃といわれています。

気温が下がり、日射量が確保できなくなると、トマトは赤く色づきにくくなります。

実際、筆者が庭で育てた時も、気温が下がと実が緑のまま…。全く赤くならなかったです。

地域にもよりますが、収穫できるのは10月~11月あたりまででしょうか。

病害虫が発生して、手に負えなくなった時期

丁寧に管理し、トマトが健康な状態だと良いのですが…
病気や虫の被害によって、どうにも手に負えなくなることがあります。

例えば、オオタバコガが大量発生し、トマトの実の中へ入ってボロボロになった…
黄化葉巻病のせいでトマトの成長が止まってしまった…

などです。

黄化葉巻病については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

実際の農業現場では、侵入害虫「トマトキバガ」の初期発生に気づかず、幼虫がハウス内で蔓延してしまった…という事例も。

次の作付け計画に基づいて判断

冬に向けて、白菜や大根などの葉物野菜を植える場合、暖地でも遅くとも10月には定植しなければなりません。

トマトを片付けた後、次の作付けに向けて土作りもする必要があります。次の作物を植え付ける1か月前までには、栽培を終了した方が良いでしょう。

実際、農家さんたちは、共同の選果場が稼働しなくなる時期や、自身の栽培計画に応じて収穫終了時期を決めています。

長くトマトを栽培する方法

うまく管理して、健康なトマトを育てていると、ある程度までは長い期間・沢山のトマトを収穫できます。

以下の内容では、健全なトマトを長く栽培するコツをお伝えします。

 適切な肥培管理

トマトが小さいうちから、樹勢を見ながら肥料をやりましょう。

トマトを植え付ける前にやる肥料を「元肥」、成長を見ながら追加でやる肥料を「追肥」と言います。

一般的には、元肥を多く入れて、水分でコントロールしながら栽培するのが望ましいです。

土壌診断結果にもよりますが、窒素成分で、1㎡あたり12~15g程度です。
定植する15日くらい前には、元肥をやりましょう。

追肥については、3段目の花が咲く頃に行います。

追肥は、即効性のある液体肥料などが良いでしょう。窒素成分で1㎡あたり、2~3gをやります。

定期的な農薬散布

病気は発生前の予防、害虫は発生初期段階の農薬散布が有効です。

病気は雨の降る前後などは病気専用の農薬を、虫が出る時期には害虫用の農薬散布を心がけましょう。

摘果や葉かきなどの樹勢管理

風通しを良くしたり、光が良く当たるようにするために、葉かきが必要です。

取り除くべき葉は以下の通りです。

・老化した葉・病気や生理障害が出た葉
・生い茂っている部分や、果実を覆うような葉

摘果も何かしらの障害が出ている果実を中心に行います。

着果数は、第1段~第3段目の実では3つ、第4段以降は4つを目安にしましょう。

まとめ:自身の状況に応じて、楽しく健全なトマトを栽培しよう

今回は、トマトの収穫を終えるべきタイミングと、健全なトマトを栽培するコツについて解説しました。

涼しくなってくると、トマトも片づけ時期を迎えます。ただ、少し工夫をすれば、もう少し長く収穫を楽しむこともできます。
ご自身の栽培計画に合った方法で、トマト栽培を最後まで楽しんでくださいね!

あぐりくん
あぐりくん

寒くなって青いままのトマトがあるんだけど、捨てるのがもったいないな~。

何か良い活用方法はない?

あさき
あさき

酢漬けにして食べることもできますよ♪

<参考文献>
・農林水産省「施肥基準(トマト)」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/hozen_type/h_sehi_kizyun/attach/pdf/aki3-5.pdf (参照:2025年9月6日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました