
家庭菜園で人気のトマトやミニトマト。
「葉が黄色くなってしまう…」と悩んだことはありませんか?
葉の黄化にはさまざまな原因があります。本記事では、トマト・ミニトマトの葉が黄色くなる主な原因と、その対策・予防方法をまとめます。
1.トマトの葉が黄色くなる原因と対策
肥料不足
野菜全般に言えますが、肥料は不足しても、過剰でも障害が出ます。
下の葉が黄色くなる場合は、苦土欠乏のことが多いです。
ただし、収穫した段より下の葉は寿命による黄化も多く、あまり心配は不要です。
対策:下葉が黄色くなっている場合は、その葉を取り除く。
葉の老化
実の肥大や成熟に栄養が優先されるため、古い葉から黄色くなります。
この場合は大きな問題はありませんが、放置すると病気の原因になることもあります。
対策:役目を終えた葉は早めに取り除く。
根傷み・水不足
排水性の悪い土壌で水やり過多になると根が傷み、全体が弱って黄化します。
逆に水不足でも葉が黄色くなります。
対策:土の状態を確認しながら水やり。朝の水やりが効果的。
病気
病気が原因の場合はやっかいです。主な例は以下の通り。
- 灰色カビ病:葉に大型の丸い病斑。果実には、白い斑点が出る(ゴーストスポット)。
- 葉かび病・すすかび病:葉の裏に黒いすす状のカビ。表面は黄色くぼんやり見える。見た目だけでは判別困難。
対策:発病した葉は除去し、必要に応じて農薬散布。発病前の予防が重要。

トマトの病気を予防する方法
適切な植栽密度と葉の管理
トマトは密植しすぎると、風通しが悪くなり、病気につながることがあります。
また、同じ要因で、いらない葉を残しておくのも病気の原因になりかねません。
植える際は密植しすぎないことを心がけましょう。
収穫し終わった実の下についている葉や、病気や枯れで傷んだ葉は、適切に除去しましょう。
水やりと肥料管理による予防
上記に書いたとおり、水のやりすぎは根傷みを引き起こします。弱った植物体は、病気にもかかりやすいです。
また、窒素肥料が多い場合、病気を助長しやすくなります。決められた範囲内で、適切な肥培管理をしましょう。
土壌診断をしてみるのもおすすめです。
農薬による予防
病気を出さないようにするためには、発病前からの予防が効果的です。
実際、病気が出てしまってからでは、治療するのは不可能です。
定期的な殺菌剤の散布に加え、雨の前後などは特に注意しましょう。

いかがでしたか?トマトの葉が黄色くなる原因にも、さまざまなものがあります。
原因を押さえたうえで、適切に管理し、トマト栽培生活を楽しみましょう。
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